シカ解体手順一例 メモ

今シーズン、シカ解体工場に研修に行く機会に恵まれた。

これまで文献情報や伝聞情報が多く、体系建てたレクチャーが受けられなかった。実際に稼働している工場で、熟練の職人から話を聞く機会を求めていたので幸運だった。おそらくこれまで知らなかったTipsがたくさんあるだろう。

グローブをしていた関係で、写真なし。メモ箇条書き

枝肉まで

1.足首切断。先から一個目の関節包で切断

2.手首切断。屈曲時にもっとも凹む点より切断

3.頭部切断。耳殻の後ろ~下顎のラインで切断

4.胸骨割

5.アキレス腱周りだけ剥皮→フッキング

ここまでで、剥皮時の毛の付着を抑える事ができる

6.内臓だし(今回省略)。壺抜きから速やかに。咽頭部まですべて開けて気管、食道摘出

7.剥皮。すでにややこしいアキレス腱は終わってる。あとはいつもどおり

大バラシ

8.前腕持ち上げつつ、外す。リンパ節に注意、脂肪の中にある

9.アバラ。今回は電のこで。脊椎付近の軟骨で切れるらしい

10.ネック。前腕切断面の頭部側から頚椎に沿って沿うように

11.内ロース。すでに前腕アバラがないので簡単。骨盤内から切り始め、剥がす

12.背ロース。骨盤の上の縁に沿うように、ランプと分けて切断

13.股関節。内ロース後、骨盤骨を指で確認しながら切り進む。関節を外し、背中側まで切ったら外れる。このとき、一本足吊りにすると楽そう。

その後

脱骨は大バラシ後、24時間以上経ってからが望ましい。死後硬直の関係。

この施設では、枝肉状態での保管温度は1~2℃。このまま24時間以上置いてからばらせる

部位ごとの肉の熟成庫は5℃未満。暗赤色の肉になっていく。

内蔵所見でその場でなんとか分かるのはリンパ節の発達具合、肝蛭。これらは要確認。住肉胞子虫はたぶん見えない。

全体通してのポイントは、アキレス腱周りの処理。

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